牧原 牧夫

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私の気分はブランコのように揺れ動く。

上手くいったものだ。その実スーパーハイテンションな無敵感とスーパーローテンションな絶望感を交互に味わわされている。

ここのところは気分が負に振れたまま固められてしまったようで、1年ほど自己批判に浸っている。
とかく阿呆である。

さて、私の気性のなかでもうひとつ揺れているものがある。

それによって私の部屋はゴミ屋敷とミニマリストを行き来している。もちろんこれも圧倒的にゴミ屋敷期間が長い。
今日だってそうだ。脱ぎ散らかした服の山をかいくぐって身支度をし、明日着る予定の服を山から引っ張り出して袋に入れる。引っ張り出した服には自分の抜けた髪の毛が絡んでいたりホコリが着いているので間にゴミを払う作業が入る。袋をキャリケースに入れて、レシートがくちゃくちゃになったカバンから必要なものを引っ掴んでそれもキャリーケースに。そいつらを整理するのは旅先のホテルでの作業だ。

なぜ部屋がこうなっているかと言うと物がとんでもなく多いからである。
服や本が収納場所から溢れると持っているもの全ての把握ができなくなって持っているのに持っていないような感覚になって買い足す。
負のサイクルを巻き起こしているのだ

じゃあものを減らして何時でもものをしまえるようにしておけ、という正論が聞こえてくるが全くもってその通りである。
社会人になってすぐや大学生になってすぐなど、部屋をオシャレにしようと思ったことは何度かある。
そのタイミングでは断捨離を実行し、部屋が綺麗になるのだが直ぐにとんでもない不足感に襲われる。
他人と自分を比べ、自分は他人より劣っている自分は何も持っていない、そんな寂しさや不安感を購買欲にぶつけ服や雑貨、服を買い集める。

いい加減もので自分の価値が埋まらないことに気がついた方が良い。

2/2/2024, 7:11:30 AM