Ryu

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「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」という言葉を思い出した。
何だか怖い。
人間の根源的な恐怖を言い表わしているような気がする。
青く深い深淵。
そこには、得体のしれない恐怖が潜んでいる。
そして、こちらがその姿を見ようと深淵を覗き込む時、すでにその存在は、こちらをじっと見つめているのだ、と。
自分はすでに標的、あるいは捕食されようとしているのかもしれない。
…なんて、勝手に不気味な展開を思い描いてしまう。

そーいえば、その名の通り、「ディープ・ブルー」って映画があったな。
巨大ザメが襲ってくる映画。
まさに、深淵から虎視眈々とこちらを狙っている生物のイメージだ。
それにしても、巨大ザメの映画、多いよな。
全部見てるわけじゃないが、友好的な巨大ザメの映画なんて見たことがない。
異星人や幽霊なら、「E.T.」や「キャスパー」なんてのもあるが、そんな風には描けない恐怖の存在なんだろう、サメは。
あ…「ファインディング・ニモ」…。

ま、まあ、どんな生き物にも個性はあるってことか。
まさに青く深く、計り知れず、無限の可能性が秘められている。
…え?無理やり過ぎる?
いや、深海の生物なんて、見た目から個性だらけだと思うし。
とにもかくにも、得体の知れない存在をイメージしてしまうことには違いない。
青く深く。
これをお題にした理由も計り知れず、その深淵にいる中の人の真意も聞いてみたい。

6/30/2025, 2:13:25 AM