僕は近所にある丸い池のある公園で良く恋に餌をやっている。
パクパク口を開ける仕草がとても可愛く日々の日課になっていた。
ある日池へ行くと先客がいた。白のワンピースの黒髪ロングだ。いつも誰かいるとしたら歳をとった婆さん爺さんだけで今日みたいな人は知らなかった。
正直どうでもいい、いつものまま鯉の餌を買い鯉がいる池に向かう。
すると、白のワンピースの先客がすれ違って鯉の餌が売ってるところに歩いていった。
あの人も鯉に餌をやるのか、と考えていると丸い池に着いた。
パラパラと撒いて鯉たちが食べる。その食べるところを見てると癒される。
ふと気がつくと池を挟んで向かえに白のワンピースの先客がいた。ちょうど鯉に餌をやるみたいだった。
白のワンピースが風になびく。鯉が口をパクパクし始める。風が強くなる。
風に任せて髪の毛が暴れ今までよく見えなかった顔が太陽に照らされた。
恥ずかしながら僕は見惚れてしまった。
それと同時に鯉の口に餌が落ちた。
5/7/2024, 11:30:50 AM