町内には、
近しい年頃の友達が、たくさんいました。
みんなが揃うと、
遊びの内容は日めくりです。
自転車で知らない街を目指す、
小さな冒険の日もありました。
この日、目指すは、
未だ見果てぬ、駄菓子屋さん。
途中、瓶のコーラで、喉を潤します。
坂が急であればあるほど、
わたしたちの闘志に火がつきます。
途中の貯水池や、草むらは、誘惑だらけ。
財宝がたくさん眠っているはずです。
小さな冒険家たちは、
朝夕問わず、道の先を目指します。
あの頃に見た景色を見たくて、
実家を訪ねた時に、足を伸ばしますが。
あれは、
夢の中の世界だったのでしょうか?
なかなか、辿り着けそうにありません。
7/4/2024, 7:27:16 AM