NoName

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僕が化け物になればなるほど、1人でも生きていけるようになった。

純真を持ち、無邪気で美しかった、真っ白な頃。僕は1人では何もすることが出来なかった。いつもなにか、黒くて、ドロドロで、醜いものに押されていた。

そんな日々が続けば続くほど、僕も醜くなっていった。

僕が真っ黒になった頃には僕は1人だった。そして純潔の少年が現れた。



嗚呼、次は僕が、この子を汚さなくてはならないのか。

2/1/2023, 11:01:23 AM