いつかの友人が雨が降る事を空が泣く
と表現してた事がある
あいつは詩人の卵だったのかもしれないな、なんて。
何故その友人を思い出したかというと
今その友人の葬儀に参加してきたからだ。
交通事故だった 人なんて本当に呆気なく
死ぬんだなと 一人思う
ポツポツと雨が降り出してきた
雫が僕の顔に当たるのが分かる
そうか、お前も泣いてくれてるのか?
なんて有り得る訳ないのに
僕にも詩人の卵なのかもしれないなと
少しぎこちない笑みを浮かべながら
僕は空の泣き顔を仰ぐ
9/16/2023, 10:56:03 AM