ケタケタと笑うオルガンが
不思議なお茶会にいざなう。
いや、もう席についていた。
それなら盛り上げ上手な側面と。
目が合った、側面と。
わたくし事ながら鼻が高い。
あわててティーポットの底を覗く。
指揮の真似事をしている女がいた。
ふと見上げて、空に目が合う。
くすくす、と重なった笑い声。
あの子のものとは、また違う。
目の奥、耳の奥、歯の奥、鼻の奥。
甘いにおいを食べる。
声を見た、吐き戻したケーキ。
あなたの正しいは、貴方によってこわれた!
いかれたおれの頭をどうにか隠して。
あわよくば貰ってほしい。
#61『子供のままで』
5/12/2026, 4:57:36 PM