窓の向こう。沈む景色を点々と彩るあかり。どれもあたたかそうに見えるのは、色のせいだろうか。落ち着かなくて取り出した裁縫箱。暗がりにあかりを灯して、窓辺で針を滑らせる。向こうから見たら、ここも一つの光の点。何を思うのか、何をしているのか。そんなことは何もわからないけど、何となくひとりじゃないと思わせてくれる。その光に励まされながら、眠れない夜を明かす。〉街の明かり
7/9/2022, 4:10:36 AM