繊細な花
その花はアグレッシブネス満々で咲いてくる。程度のものさしなんて無いから、「どのくらい」なんて表現のしようもないけど、もし「お花って儚い」と思い込んでいる人なら、開いた口が塞がらない程度には「アグレッシブなやる気満々、ドヤ顔準備OK」で咲くのだ。
その花は「最近見てないけど、元気に存続してるのかな…」などと気にすると、「呼んだ?」と言わんばかりに唐突に顕れて咲く。小さな花、清々しい見た目、図太く頼もしい生命力とフレンドリーさ。
その花は、悲しみや寂しさにあってなお前を向く心を励ましに顕れる。印象的な深い色を纏って、すぐ近くで存在感に満ち満ちて咲いてくれる。
私の目から見える花達は、「弟子にしてください」と言いたくなるくらい、完全に生きている。そして間違いなく繊細だ。人間と花とはよく似ている。
私は生えている草花を引っこ抜けない。枯れたものならできるのだが、現役で生きているのは、相当の理由が無いとむしれない…たぶん、ローリングサンダーと似たような「できなさ」なのだ、トホホ…
6/26/2024, 7:41:39 AM