『失恋』
ボクにとっての恋はアイデンティティーの確立だ
君の好きなボクでなければ、君はボクを選ばないと思ったから
趣味も、容姿も、普段の言葉使いや振る舞い、
その全てを君の好きなボクで居られるようにした
所詮は無価値なボクのアイデンティティー
君の為ならどう変わろうとも惜しくは無い
そうして、取っ替え引っ替えしたまま
やがてボクはボク自身を見失っていた
否、元々そんなものは無かったのかも知れない
今日もまだ彷徨うボクが探しているのは
果たして『恋人』か『自分』か
6/3/2023, 2:35:25 PM