まにこ

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自分を大事にすることの本質が見えていない人は恐らく多い。
私含めて、皆どこかで自分を蔑ろにしてしまっている部分は無いかな?
だからこそ「世界で一番大切な私」、なあんていう歌詞が世の中に台頭するのだ。
できていないからこそ歌にして叫びたい。訴えたい。
最近読んだ本に興味深い内容があった。
自己肯定感なるものは幼少期の環境などで形成される。
例えば何か嫌なことがあったらそれらを全て「私のせいで」とか「私さえ我慢すれば」とか思い込んでしまう。
そういう無意識の心の働きを、その本では「心のノイズ」と名付けていた。
面白いと感じたのはその「心のノイズ」があったから幼少期を生きることが出来たということだ。
親からの躾で認知が歪んでしまってできたノイズは、その当時の子どもを守ってくれていたということ。
昔は「驕るな」「親の言うことは絶対」「人様のために働け」を分かりやすく善としていた。
ただ、それは親が子どものことを考えて発したのであって親を恨むのは筋違いとも書いてあった。
確かに心のノイズがあったから親から叱られず、大人から褒められたりして嬉しい経験も沢山ある。
子どもの頃はそれで良かった。
大人になると急にその人を取り巻く環境がガラリと変わってしまう。
嗚呼心のノイズくん、今まで私を守ってくれて本当にありがとう。
これからは自分のことは自分で守れるからね。
感謝してお別れしようと思う。
まずは無意識の心の癖を知って、それがノイズになっていると理解することから始める。

9/20/2024, 8:05:53 PM