千年先のあなたへ
千年先も
風は名前を持たずに吹き
誰かの祈りを
そっと運んでゆくのだろう
千年先も
海は深く息をして
忘れられた涙さえ
やわらかく抱きしめるだろう
千年先も
人は誰かを想い
誰かを失い
それでも歩くのだろう
そして
千年先のあなたが
もしも孤独に震える夜があれば
この言葉が
かすかな灯りとなるように
――千年の時を越えて
あなたの心に
静かに触れる詩でありますように
眞白あげは
2/3/2026, 10:25:37 AM