「楽園」「もしも楽園というものがあるのなら、是非貴方を連れて行きたいです」「そんなこと、1ミリも思っていないだろう。大体、そんな場所には私を近づけない癖に」「貴方が楽園を心地いいと言ったら、私の隣よりも心地良いと言ったら、私はその楽園を壊してでも貴方を連れ戻すだけですよ。」ニコリと聖人のように笑う彼の顔を見ながら、苦笑いをする。たまにとんでもないことを言うのだ、この男は。
4/30/2024, 1:05:58 PM