朧げに思い出すのは 布にくるまれたまま 両腕に抱えられた記憶 裏路地の暗い夜の真冬 暖の前で丸まり 欠伸を一つ 隣に座る君を見る 君はそっと撫でてくれる 今の暖かさも最高だが 君に拾われたあの夜ほど 暖かいものはない そう思う ゆらゆらと尻尾を揺らすと 君は笑ってくれた 【遠い日のぬくもり】
12/24/2025, 10:49:53 PM