〝冬になったら〟
久しぶりの投稿は季節にちなんだものらしい。
私は生まれつき体弱い。
外で遊べる日は月にあるかないかだった。
私の生まれ故郷は雪が降る地域だ。
と言っても豪雪地帯に比べてしまえばそこまで降らないが…
雪遊びは少し思い出がある。
まだ兄たちが大学に進学する前。
兄たちは2人とも大学が都内だったので高校を卒業を機にひとり暮らししている。
私は4〜5歳だった。当時兄たちは高3と中3だった。
雪だるまとかまくらを庭で作った。
私の小さな手は本当に小さな雪玉しか作れないが、それでも私は外で遊べることにはしゃいでいた。
それを兄たちに見せようとしたら
長兄は私の下半身にまでなる大きな雪玉を転がしてきたのだ。
幼いながらに私よりやる気になってる兄に少し引いた笑
次兄は長兄と私が雪だるまを作ってる傍らでかまくらを作り始める。
なんとか完成した雪だるまはかなり歪で、
かまくらは3人で作ったのに小さな妹ともう1人しか入らない設計だった。
それでも私は楽しかった。
両親はぎゅうぎゅうに入る次兄と私をみて笑っていた。
冬になったら思い出す家族団欒な思い出。
歳の離れた兄たちと遊んだ数少ない思い出が。
11/17/2023, 1:35:11 PM