夢路 泡ノ介

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貴女と僕。
心の響き。
交わす瞳。
揺れる水面。

鼓を叩いて赤らめる頬にそっと触れて、
ふと俯いた視線が起きるまで見つめる。
鼻先にかかる吐息が言葉に変わっても、
僕らの世界は時が止まったまま。
雑踏と灯りの賑やかな地上にできた、
僕らの世界は見えない壁で縁取られている。
暖かな人肌で寂しさを熱らせ、
寒夜と忘れそうな温もりに雑音も閉ざされた。

貴女と僕。
心の響き。
交わす唇。
二人の夜。

【heart to heart】

2/6/2025, 7:38:26 AM