あれ、水色の魚。頭からピカピカ光る電球がぶら下がって、電気系の能力を併せ持った水生生物。質感はたぶんイルカとかに似ていて、つぶらな瞳がなんとも愛らしい。意外と重量はあるかもしれないけど尻尾を掴んで振り回せば、遠心力でグルグル回って投げ飛ばせそう。可哀想なので決して投げ飛ばそうとは思わないが。
ポロンッ!
鳴き声はこんな感じ。
体力があるので耐久面は心配無かったはず。逆かもしれない、体力は無かったかもしれない。
人に支配されることによって生存率を高めようとする例の生物達は、容姿がキュートであることが有効な生存戦略となっている。私の想う記憶のランタンもまた、私に気に入られるためにあの様な姿に『進化』したのかもしれない。
私は博士でもなければ、マスターでもなく、若い頃から画面の中にそれを視認し続けて、愛してきた一人のリアルである。彼等が仮に『幻』ではなかったとしても、現実的な意味では幻であることを知っている。
その上で、やはり水色の水生生物を記憶に残し続けているのは、淀みのない子供心が確かに私の身に灯り続けているからであろう。
11/18/2025, 11:12:16 PM