待ってて
ねぇ、待ってよ
なんで置いていくの?
君はいつもそうだよ
「先に行ってるよ!」って走ってく
私と一緒に歩いてよ
走らなくていいから
ーそんなふうに考えていたー
今までの私は、そうやって思ってた。でも、違う。
大人の世界では、置いてかれるのなんて当たり前で。
自分が走らないと、必要とされなくなって。
誰かと一緒に、なんて、甘い考えは通用しなくって。
君は、一足先に大人になっていたんだね。
私を置いて、自分は大人の世界に。
だから、君は私の前を走っていてね。
あの時みたいに子供じゃなくなった私は、走ってる。
いつか君に追いつくために。
そして、追い抜いて。君に言ってやるんだ。
「先に行ってるよ!」って。そして、私は走るんだ。
私だけのゴールを目指して。
周りのみんなも、それぞれのゴールを目指してる。
その道のりで、交わって、仲良くなる人もいるかもしれない。
でも、その人にはその人のゴールがあって。
私を私のゴールに運んでくれるわけじゃない。
自分のゴールは、自分で辿り着かなきゃ、一生着くことはできない。
その道のりで、辛かったりしたら、立ち止まって、助けを求めてもいいから。
最後に立ち上がって、ゴールにつくのは、自分。
人と関わっても、自分自身がやり遂げなきゃ、たどり着けない。
さぁ、立って。君のゴールはまだまだ遠く。だからこそ、頑張るんだ。
さて、立てたね。強い人だ。えらいぞ。
じゃあ、お互い頑張っていこうか。
「先に行ってるよ!」
2/13/2024, 11:29:06 AM