存在意義は遠い記憶。あの頃は誰もが自分に優しかった。ココが自分の居場所だと自信を持って言えた。自分にも人にも信頼があった。誰からも温かく迎えられて、活躍ができた。
それが今や、私の周りに人はいない。原因はよく分からない。ほんの些細なことだったような気がする。記憶にすら残らないほど小さなこと。しかしそこから私の生活は全く変わってしまった。誰もが皆私を避け、口も効かなくなったと思えば、陰で私を噂話のネタにしてあざけている。何をしても結果にならず、そもそも誰も私を見ない。ここにいる意味がもはや私にはなくなった。
充実の中で生きられていた頃の思い出を名残惜しく抱えて、今日もベッドにすがりつく。
7/17/2023, 3:18:28 PM