-ゆずぽんず-

Open App

🌿‬みなさん、こんにちは🌿‬

本日は、過去に体験した不思議な体験を詩に認めましたのでお届けいたします。皆様の自由に感じ取り、噛み砕いて頂けましたら幸いに存じます🍊

ーーでは、どうぞ📖´-




『触れて、なお在らず』

細く重なる吐息を横に
宵の街への言が鳴れば
片手に掴んだ手荷物を
肌身に置いて勇み発つ

鉄の唸りが鮮緑の
肌を叩いて跳ね踊り
灯らぬ道をゆき進む

眩る灯りが黒を抉る

けたたむ中に声は揺れ
投げも落とすも言の葉は
揉まれ飲まれて対を得ず

闇魔に佇む赤い袖
深崖を跨いで広げる大手
気まぐれに
駆けて抜ける冷風が
袖裾を掻くると
僅かな鉄の呻き声

鉄馬を手繰る人の横顔に
写るいささか戦慄の相
隣に俯く若人の
頬を撫でる悲しみの泡沫

なにゆえの悲哀か
問えどもわからず
鼻すする


家路も重ねど
不条の涙は

いまはなし



眠る枕に寂相の影
夢湖に手向いて
逢いみては
届かぬ葉擦れの

若い囁き

なにゆえの縁か因果か
応えなく、
暫しの時経て
肩に触れる

空虚の熱

2/14/2026, 9:51:10 AM