どこにも書けないことは、沢山私の心の中にある。
書けないっていうか、言えないというか。
「たーかーはーしーくん!」
寝てる彼に対して、私が目覚まし時計になってあげた。
「何?」
口調でもLINEでも、君は変わらない。無口で短文だ。
もうHRが終わったというのに、いつまで顔を伏せているんだろう。
「もう、早く起きないと私が襲っちゃうよ」
「どういう意味で言ってんの」
相変わらず君は無口だ。でも、素直だ。
「真昼ー!帰るよー」
友達が私を呼ぶ声がした。
「はいはい今行くから!」
どこにも書けないこと、か。
冒頭では沢山あるって示したけど、どっちかと言えば一個の気持ちが膨らんでる感じ。
そうだな、例えばそれは。
高橋くんへの想い、とか。
『どこにも書けないこと』#高橋くんシリーズ
2/7/2026, 10:52:39 AM