秋の訪れすぅ~っと大きく息を吸う。ひんやりと少し煙い秋の香り。懐かしい…いつの時代だろうか?土の道、トタンの壁、着物の擦れる感じ…又ある時は、赤茶色のレンガの通り道、駅だろうか?外国のような気もする。懐かしく思うのは自分の中の誰か…前世の自分だろうか?何をしていたんだろう?誰とどう生きて、どう死んだのか?その時も秋の香りに立ち止まり、きっと空を見上げたはず。秋の訪れは自分の中の見知らぬ誰かを連れてくる。
10/1/2025, 2:11:39 PM