『センチメンタル・ジャーニー』
心の傷を撫でる旅
それが出来るだけで
私はかつての私よりも
強くなったのかもしれない
思い出せばまだ痛い
だけど、向き合える
その事実だけあれば、
強くなってる証明だった
酷い時は、
私の記憶の地雷とも言える
その名前の一部や
それに関連する単語を見ただけで
嗚咽も吐き気も止まらなくなるほど
今はそれを見聞きできるし
かつての写真や場所、
それを思い出してもなんとかなる
元に戻る、あるいは超えるのに
とてつもなく長い時間を要した
今日までの、
長い長い……空白の時間……
……いいえ、これは私の
かつての心の傷を治すための
『必要な時間』
私はあの日、誰がなんと言おうと、
私にとってはそれだけ傷ついた証拠
私は……
超絶幸せになって、復讐する―――
〜シロツメ ナナシ〜
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9/16/2025, 8:00:32 AM