「はい始まりました夜空最速選手権。
司会は私、いつでもあなたを見守る満月と」
「実は固定化されてません、実況の北極星で
お送りします」
「さて選手達も続々と登場しております。
それぞれ意気込みを伺いましょうか」
「ではエントリーナンバー1番、
夜空を走ると言えばこの方、流星選手!
今回は流星群の皆様とご参加ですね」
「空を飾るに相応しい姿、見せ付けて行きます!」
「流石は流星選手、激しく燃えております」
「流星選手は燃え尽き症候群のハンデが
ありますからね…」
「表彰台にたてるかの問題がありますか…。
気を取り直してエントリーナンバー2番、
一晩に世界中、計算上は光速を超えると噂
サンタクロース……のトナカイ選手!」
「こちらもチームでご参加ですね」
「最速のトナカイを決めに来た。他は知らないな」
「なんという自信!他の選手には目もくれない」
「例年は協力して重いソリを引いておりますが、
単独走になることが吉と出るか凶と出るか」
「エントリーナンバー3の飛行機選手は
少々到着が送れている模様です」
「最速選手権でこれは幸先の悪いスタートですね」
「スタート時刻に間に合わない場合は
強制失格となりますので皆様ご承知おきを」
‹夜空を駆ける›
2/22/2025, 12:35:53 PM