駆ける鱗

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海の底


水底から見る景色
かつての日出る国の本来の 輝いていた真の時代か
しかしてそれは本当に素晴らしいものだったのだろうか

ひと粒でも残してはいけない
残すのは許されない
私はこの言葉が呪いと化していると常々思っている

西洋ならドワーフ 妖精の類はあまったものを
分けることによって家の手伝いなどをしてくれる
東洋なら捧げ物 おすそ分けで助けてくれる妖怪
そういう目には見えないが力を揃えてくれるというのは
古今東西今昔必ず有るからだ
信仰力すら必要なし ただ思い 分ける
それだけでいいのである

海の底

よくも悪くも水ほど恐ろしいものはなし
五行思想でも軽視しにくくも当たり前だと
というお話

火がある生活に慣れすぎると己見失い森(木)迷い
悪鬼もしくは帰らずの海のモノ か

音さえわかれば終わるときですら生きていたいなら
わかるはず おそらく きっと

1/21/2024, 3:24:29 AM