「はいっ、どーぞ!」
ある日、私は愛おしきあいつにプレゼントを渡した。あいつはすごく驚いていたけれど、すっごく嬉しそうに喜んでくれた。私は、とても幸せな気持ちでいっぱいに……。
──なったら良かったんだけど。
あの日、あいつは忽然と姿を消した。
自称あいつの弟子である私の仲間が誘ってくれたものだから、私はそいつとともに、あいつを探しに行くことにした。
大丈夫、そう信じて行くしかない。
……絶対また、あいつと一緒に笑えるように。
お題*あなたへの贈り物
1/22/2025, 1:09:23 PM