真っ白な空虚さに包まれた
都会の冬の、静けさの中で
独りで白い息を吐きながら
景色に溶け込み歩いている
時折忙しなく視線を動かし
並んだ家の中を盗み見ては
その温度に眩しいものを見
目を細めては足早に去った
ふと降ってきた雪を覗けば
涙を流している少年が一人
...?涙?今映ったのは僕...
溢れた涙は、すぐに冷える
少年は乱暴に目元を擦ると
再び周囲の家々に目を移し
懐かしさに目を細めながら
振り切るように街を走った
題材【雪】より
少し熱が下がったのでその隙に
1/7/2026, 9:31:55 PM