Sarang

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枯葉

最近の若者が嘆いているように、
私も若い頃は嘆いて過ごしていたと思う
若者に明るい未来が待ってるぞ!
なんて絶対に言えない
なぜなら、その嘆きは年々濃く深いものになるからだ
そして年とともに人前で嘆かなくなる

年代が違ってもいつも嘆きはある
恋愛、仕事、友達、家族
私はかろうじて友達には恵まれた
後は全く…

恋愛は仕方ないとしても、
仕事も家族も頑張っても頑張っても邪魔されるだけで
生きてるのが嫌になるくらい
生きている意味がないくらい
辛い、苦しい、死にたい
ずっとそんな事ばかり考えていた
とは言え人前ではそんな素振りを見せた事がないので、
私がこんな事を日々考えているとは誰も思いもしないだろう

家族にしても、仕事上の人間関係にしても、
とにかくクズ
どうやったらそんなクズになれんだ?
ってくらいクズ
そんなクズに囲まれてても、
絶対にそのクズと同じ土俵に上がらない
これだけは徹底的に守った
攻撃されても攻撃し返さない
倍以上に返したくなっても、だ

それを守ったおかげか、彼にまた巡り会えた
私がクズたちと同じになって腐っていたら、
きっと彼と再会しても再会で終わっただろう
また始まる事はなかったと思う

全てを投げ出して、終わらせる事も何度も考えたけど、
終わらせなくて良かった
本当に長い時間、安らげる時なんてなかったけど、
やっと訪れてくれた

若者に言いたい事は、
腐らずにいたら時間はかかるかも知れないけど、
いつか道が開けるって事
若い内から開ければ良いけど、
それが長続きするかは分からないしね
どうか辛い日々が続いても、
絶対この時期はいつか過ぎ去ると信じて欲しい



2/19/2024, 12:38:23 PM