溢れ出す言葉

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誰か教えてくれよ。
夏に迎えに来る彼のこと。
誰か教えてくれよ。
夏って名前のついた追憶を。

アイスの香りがしなくなってるころ、私は、彼を見つめているだけのお馬鹿さん。
誰のせいなのか、私のことを宙に浮かせてくる無責任な彼のせいなのか。
どこにも存在しないいつも耳元をくすぐる人と、私と、夏と。
嘘でもいいの。
線香花火のように、何も見えなくして、光るきらきらだけを、  
見せて欲しい。

見え方なんて気にせずに、君に笑って溶け込んだ、夏に。
苦しくなったら、アスファルトの上で転がってもいい、
そんな奇怪な、幻みたいな今があった。
怖いね
感覚もなしにそれをするんだ。
きっと今年も

 無理に笑ったことなんて数え切れないけど、
真面目に走って落ちていった私も何度も記憶してるの。
うーん、どうしたのかな?そんな風に考えるのも馬鹿らしいくらい
全部が私のほんとで、めっちゃ馬鹿らしい。

まぁ、待ってみるよ、それが来るのをただ生きて。

6/28/2023, 12:36:15 PM