私は「周りとの差別化」というのをテーマにして生きている。差別化と言っても、そんな大層な事はしないし、出来ないけれど、ほんの少しだけ周りとは違うことをする。例えば、世間で赤紫色のアイシャドウが流行ったら、私はブルーのアイシャドウを使う。周りが厚底のスニーカーを履くのなら、私は潰れたパンケーキのようなスニーカーを履く。ロックが流行ったのなら、私はクラシックを意識的に聞く。そうやって、他人と自分との境界線を強く持つことは、自分がこの世界にいる意義みたいなのを形式的に示すためである。私はあまり器用では無いから、アイデンティティというのを外見的な形で作り上げる必要がある。伝統工芸品の見出しをキャッチーな文句にすり替えるするみたいに。それが私の信念であり、生き方なのだ。
2/20/2025, 4:16:12 PM