君と帰った日。
君と歩いた道は下り坂。
遠回りして君と一緒に帰った。
君と歩いた道は混んでて賑やかだった。
それは私にとって、大きな思い出だけど
人気者でモテモテの君はこれからも
たくさんの人とこの道を歩くんだ。
”私と君”だけが歩いた道じゃないんだよね。
いずれ、
”天然な子と君”が歩いた道にもなるし、
”美人な先輩と君”が歩いた道にもなるんだろうな。
”私と君”だけが歩いた思い出の道
だったらよかったのにね。
どんどん上書きされていって、
いつか君の記憶から、
この道は私と歩いた道だった ということも
忘れてしまうんだ。
私にとって、この道は
思い出の道だけど、
君にはいつも通りの通学路に
過ぎない。
私にとって、君と道を歩いたのは
生涯忘れないくらい幸せだったけど、
君には1日に起きた小さな出来事に
過ぎない。
そんな、虚しいお話。
「君と歩いた道」
悲しいですね...
6/8/2025, 10:19:52 AM