みの

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お題の文章が思い付かないので、最近書いた物語を載せます。
        ―優しい貴方―

貴方は、昔から優しい人だった。誰かが、困っていたらすぐさま駆け付けて助けに行く。彼は、そんな綺麗事が出来る人だった。
けど、そんなあなたを見ていると怖くなるの。
優しい事をしているのに、優しい笑顔で何でも相談に乗ってくれるのに。
私がおかしいのかな?
こんな変な考え事をしている私に、貴方は優しい笑顔を向けてくれるの。
だけど何だか、心は笑顔じゃない気がするの。
貴方が言った。
「どうしたの」って
私は、「大丈夫だよ」って言おうと思ったけど、違う言葉が出た。
「大丈夫?」
そしたら、貴方は悲しい顔しながら慟哭した。
私は、初めて貴方の泣いた顔を見た。
沢山、溜まってたんだと思いながら私は、貴方に我がままをしていたことに気づいた。
そして優しい貴方は、知らない内に沢山の事を背負っていた。
(フィクション)
見てくださり、ありがとうございました。

5/23/2023, 12:50:17 PM