川柳えむ

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 戸棚の奥に仕舞われた酒瓶を引っ張り出す。
 自分と同じ生まれ年のワイン。
 とうとう飲めるようになった。
『お前が20歳になったら一緒に飲むのが夢だ』と、用意されたワインだった。
 コルクを静かに開ける。
 2つのグラスにワインを注ぐと、その1つを天に向けて傾けた。

「乾杯」


『20歳』

1/11/2026, 7:59:53 AM