どこか遠くで汽笛が鳴る。各々に夢や希望、不安やしんどさを抱えて電車は走ってゆくのだ。その先に我々の理想郷があると信じて。……嗚呼残念、今日もまた途中下車する者が現れたらしい。全員で同じ方面を目指せばその先にあるのはきっと理想郷。それを邪魔する者は何者でも許されない。鉄槌を下すべく、私は拳銃を片手に立ち上がった。
10/31/2024, 10:46:52 PM