それは、雪が降ったから、じゃなくて。
強い風が頬を撫でたから、じゃなくて。
それは、あなたというひだまりが離れていったから。
1年最後のイベントに、
電子の粒が街を輝かせている。
子どもの頃から家族、友達と賑やかに過ごすその日も、大好きなあなたと2人で笑い合うその日も大好きだった。
どんなに寒くても心があったまるその日が大好きだったのに、
あなたからのさよならで、ろうそくの火を消すように、わたしのひだまりが消えていった。
まあ、大丈夫だよって冷たい風がわたしの背中を押した。
___寒さが身に染みて
1/11/2023, 2:21:24 PM