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麦わら帽子


夏になると毎年のように、気に入った帽子を捜す。ネットや、通販のカタログ、終いには生協のチラシまでみてる。要は、自分に合うのが見つからないと言うことなのだ。

何年か前の、小田和正さんの新曲のポスターが麦わら帽子を肩に下げた後ろ姿だった。麦わら帽子なんてわたしの周りには存在しなくなり随分経つから、なんだ新鮮だったのを覚えている。少年のような感覚を醸す材料なのだ。


そっか、と思う。日除けのが帽子なら、麦わら帽子でいいんだ!と。ただし、いい歳の人間には街中の麦わら帽子はすごく勇気がいるのだと、クスッと笑ってしまう。

よく知った物でもとても距離のある物の一つなのだと思う。

8/11/2024, 10:33:26 AM