『旅の途中』
人生そのもの
「生きる」ということが『旅の途中』なのだろう
そして「旅の終着」、これが「死」だ
私は何度も
旅を終わらせることを考えてきた
けれど
出来なかった
出来なかったときの理由は様々だ
同期に阻止されて
我が子を残して逝けないという
母の私に止められて
愛した人に
そんなこと二度と言わないで!
と言われたから
何かしら
悪く言えば邪魔が入り
良く言えば救われてきたのだ
そして
何かの本で「いきもののなかで、一番残酷なのは人間だ」
ということ
そして、これを全うしなければ
来世でまた人間に戻されるということを知った
人によっては、人生割りと普通に生きてきた人たちは
人間にされるの?やった~!
とでも言うのだろう
けれど半世を過ぎても尚、
この人間とやらを来世に続けるなんてことは
私には恐ろしくて仕方がない
波乱万丈過ぎる人生を歩まなければならない理由が
前世の行いならば…
私は相当な悪人だったのかもしれない
でも…だからこそ
私はこの人生で、人間を終えさせて貰いたい
だからこの
『旅の途中』は自ら終わらせることは出来ない
来世で記憶がないとしても
私と同じように苦しむ人間を
1人でも救うことが出来るのならば
私はまだ終わらせることは出来ないのだ
私のような想いは
他の誰にもして貰いたくない!
2/1/2025, 9:58:06 AM