4つもまとめてすみません。
継続することには憧れがあるのです。
ぐるぐる、ぐるぐる。
ただ回り続けるだけの皿。何度目かわからない彼らを横目にパネルをつつく。
欲しいものだけ、すっ飛んでくるシステム。
醤油を垂らして、零さないようにひとくち。
ぷち、ぷちぷちぷち。とろり。
これが一番すきな味。
『小さな命』
たぷたぷ、すっ。
たぷたぷ、すっ。
毎日、毎晩、この時間。
寝てしまえばその分、朝が楽になることもわかっているけれど《やらなければいけない》という強迫観念がこびりついて、離さない。
#今の気分
顔のない円が、一言だけつけてどこかの窓を投稿していた。
たぷたぷ、すっ。
『物憂げな空』
偶然だろうか。
それとも意図して?
白か黒か。
外か中か。
午前か午後か。
僕には何も分からないけれど、
読んでくれて、ありがとう。
『君は今』
なにもない。
体を横たえ、ただ宙を見つめる。乾けばふと閉じてみて、飽きればまた蓋を開く。
暗闇に目を凝らすでもなく、ただ。
窓を風が揺らす音、付けっぱなしの換気扇や冷蔵庫の駆動音。他人の家から聞こえる生活音。自分の呼吸、鼓動、耳鳴りのような、何かが流れていく音。
何も無いそこには、沢山ある。
普段は感じない全てが、考えないものたちが、音に乗って、じんわりと這うように近づいてくる。
やりたいこと、やるべきこと、考えるべきこと、やっておいた方がいいこと、やらざるを得ないこと。遠ざけていた物共が、全て。
あれらは、自分を呑み込んでいくものたちだ。
一欠片でも、爪の先に触れるよりはやく。
勝手に動く身体は、それらに微塵も関係のない情報の渦に自分で飛び込んでいくのだ。
『現実逃避』
じわり、じわりと。
画面を見つめる両目がふと熱を持つ。
眼精疲労、なんて嘯いて効くらしいツボを押してみるが、効果は無い。
諦めてまた、不必要な文字、映像、音を追っていく。
ふと、
とろり。頬を伝って、こもる熱を下げるべくして液体が垂れていった。
…ああ。どこへ行こうか。
どこへだったら、行けるのだろうか。
2/27/2023, 12:10:56 PM