一年後には
この病が少しでも寛解へと
向かっている事を祈りたい。
若かりし日々を、
肉体・精神共に老齢の者に蝕まれ、
ひたすらに謳歌するであろう一日一日を、
ただひたすらに寛解へと徹する日々に変える。
ヤツが言う。
若かりし日を滅茶苦茶までに謳歌した日々を。
散財し、娯楽に浸り、異性に浸る日々を。
ならば言おう。
真剣な眼差しさえも偽りと罵り、
質問事を時間の無駄、思考停止と蔑み、
下劣な限りの話題に相槌を打ち、
罵声や嘲笑すらも“お言葉”として捉える。
下衆の限りを尽くしてもなお、
若き者をコケにし、問い詰め、潰しに掛かる。
貴様らに何の権利があって、
毎日のように
若き者たちが死にゆき、苦しみ、
慟哭の限りを尽くさねばならないのか。
根本より、若き者たちに先は無いとでも言うのだろう
………
一年後の私へ。
どうか、苦しみが寛解へと向かい、
その憎悪が少しでも消える事を
ただ、願いたい。
5/8/2023, 3:30:22 PM