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好きじゃないのに



『働きたくない…』
谷底に届くくらい低い本音が漏れる。

求人欄を読む目が滑るのに働かなくてはいけないという強迫観念が背中を押すから指は勝手に画面をスクロールする。

働いて楽しかったことがない。
業務に興味もなかったし
人間関係も最悪。そもそも人が好きじゃないのに
同僚達はニコニコと仲良しを演じながらくだらない事一つ一つで隠れて互いに悪意を向けては笑い合っている。

好きになれない。
楽しくないのに働かないといけない。

何か一つでも楽しい事があればこそ
何もないどころかめり込むほどに減点しかない。

転職を決めたがスキルがなく、
中途入社の新入社員にスキルで負ける。
自分の不甲斐なさにため息しか出ない。

ため息をついている暇などないから勉強しないといけないのだけれど何から勉強したらいいのか。

そもそも世の中に好きじゃないものが多すぎる。

アレも嫌だこれも嫌だと言える年齢でもないけれど、最後の転職ならもっと素敵に働きたい。
圧倒的に自己分析が足りなさすぎる。

好きじゃないものを積み上げればそこから好きが見えるかもしれない。やりたくないことを挙げていけばやりたい事がわかるかも。

結果は出来るスキルと時間の無さだった。
ほんっと後悔してる。
惰性で生きてしまった事を。

今からでも間に合うだろうか。
求人欄に目を戻す。

『働きたくない…』
生きるって大変だ。
だって好きなものじゃないものを
続けてるだけで偉いのだから。

3/26/2026, 9:03:52 AM