流れ星が光っている合間に、
三回願い事を唱えればその願いは叶う。
歌にもなっている、有名なジンクスだ。
そんな都合のいい話…、と
考えてしまうのは私の悪い癖だろう。
だけれども、こいつについては、
私も少し「叶うかもしれない」と思えている。
何の前触れも無しに流れてくる、
流れ星のわずかな間に願い事を三回言える。
つまり、その願いの事を常に考えている。
忘れることなく強い願いを抱えている。
願い事を叶えるためのチャンスは逃さない。
流れ星が光る間に願い事を言える人は
きっとそんな人だろうと私は考える。
流れ星はキラッと輝いたかと思えば
次の瞬間には夜空に溶けて消えているもの。
そんな一瞬の間に、願い事は…、と考える暇はなく、
思い出した時にはもうそこに流れ星はないだろう。
願い事を叶えるチャンスは、例え流れ星ですら逃さない。
きっと流れ星のように不意に来る、
本当に願いが叶えられるチャンスがあれば
それを迷わずつかみ取れる。
そんな人なら、相当無茶な物でもなければ
願い事が叶わないわけがない。
何なら相当無茶な物でも、叶えてしまうかもしれない。
きっと、流れ星に願い事を言えたのはそんな人だろう。
「あ、流れ星。」
今、誰かは願い事を唱えられたのだろうか。
4/25/2024, 4:33:35 PM