燃え尽き症候群ですね、確かに医師はそう言ったのだ。
何故だかその言葉は、私のこれまでの生き方を全て否定されているような気がする。
必死に働いた。必死に働いて働いて、目標のためだけにひた走り続けてきた。
その結果がこのザマである。
言葉通り、燃え尽きたのだ。後に残るは灰の残りカスだけ。
やる気も情熱も全てエネルギーへと変換してしまった。
ぽっかり空いたは心の隙間。
医師曰く、ひとまず休めとのことだ。
休むって?何を?どうやって?そもそも休み方が分からない。
私、頑張っていたよね。生き方、間違っていないよね。
ただ誰かに認めてほしかった。
それでも現実はモノクロに染まってゆく。
味のしないご飯、針が止まらぬ時計の音、起き上がれない自分の身体エトセトラ
命を燃やせるほど打ち込めることがあるってきっと素敵なことだ。
それでも過ぎたるは猶及ばざるが如し。
先人達は偉大な言葉を遺してくれている。
何事も程々で良い。
燃やし過ぎにご用心。
9/14/2024, 9:18:29 PM