雨音

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「ごめん」
6月の嫌な梅雨の日。ボタボタ限りなく落ちる雨が、店の窓に打ち付け、流れ星のように流れる。そんな日に貴方は私を呼んだ。ふられた。

コーヒー代を雑に押しつけて出て行く彼をぼーっと見つめた。え…夢?ゆめか。

おかしいわ…
夢のはずなら


雨のように

雫が目から溢れないはずなのにね



お題
 雫 より

4/21/2023, 12:16:59 PM