見えない未来へ
誰もがみんな、1秒先のことですらわからない、見えない未来へ進んで行く。
「ねえ、私たち。1年後はどうなってると思う?」
大学の昼休み。友達以上恋人未満。そんな関係のキミとお昼ご飯を食べていると、そんなことを聞かれる。
「1年後?」
「そう」
「1年後か…就職が決まって、働いてる。といいな」
「そうだね。私もそれがいい」
「で」
「で?」
「できれば、仕事に慣れてきた頃…就職して半年後?くらいに、キミと一緒に住みたい」
「え?」
まだ付き合ってもいないのに、そんなことを言われ、戸惑っているキミに
「キミと一緒に過ごしているのが心地良いんだ。だから、ずっとキミと一緒にいたい。僕はキミが好きです。付き合ってくれませんか?」
微笑んで気持ちを伝えると
「ありがとう。私もあなたが好きです」
キミも微笑む。
誰にもわからない見えない未来。キミと一緒に歩けることを、僕は心強く思うのだった。
11/21/2025, 9:58:24 AM