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永遠とは儚いものなのだろうか。
女の乳房が揺れる。
きゃははうふふと白い歯茎が覗く唇は、うら若い感覚に匂い立つ。
白い歯が、苦しみを知らない、うら若き少女たちの間に、話し声として漏れる。
話し声は、かしましく、驕り高ぶることを肯定しているようだ。
さて、閉じた口とて愛らしい。
「桜ちゃん、おっぱいおっきくて、うらやましい」
「でも、小さい方がかわいくていいよ」
「私たちまだ、男の人の身体も知らないのに」
「でも、それだから自由なんだよ。早苗ちゃんだって、私みたいなのにしてみれば、凄く大人に見えるよ」
「大人に見えるって本当?」
「そうそう、だから女の子なんだから」
日に焼けて、茶色く抜けたような赤さを帯びた髪を、ゆったりと、後ろに投げ出していて、巻いたようにしている。
少し大人びた彼女の黒髪が、艶やかで豊富な栄養を甘受している、草のように青く香る。
それだけで男は、頬を赤らめてしまいそうな髪。
艶めいて、したたかで、そして青い。
羨ましがるのは、老婆だけではなかろう。

8/8/2023, 10:20:34 AM