君は疲れてしまったのだろう。
目を開く気配がない。
ただ単に幸せそうに眠っている。
このまま起きないのではと思ってしまうほどに。
君は頑張り屋だ。時にはそのことが裏目に出てしまう。だが君はそういう時こそ無理をする。君は必ず言う。何度聞いて来ただろう。
その大丈夫を。
なんで何もしてあげられなかったのだろう?
自分が一番近かったはずなのに。
きっと君はその世界の中でも僕を恨んでいるだろうね。
でもね、僕は君が好きだよ。
臆病な僕に手を差し伸べて、僕に新しい場所を与えてくれた。そんな君が大好きだ。
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後日、君は目覚めないとわかった。
よっぽどそっちの世界が楽しいんだね。
良かったよ。
僕は君のそばに居たい。君の痛みを分かち合いたい。愛って凄いね。
だからね、僕は君と同じところで眠ったよ。
ずっと一緒にいたい。
「遠距離心中」
5/16/2023, 2:14:00 PM