枝守

Open App

あなたに届けたい


引き出しから白紙を出して、プレゼントで貰った万年筆を握る。突然、きっと神様も予想していなかったタイミングで私は手紙を書く。
誰に宛てたものでもない。ましては自分のために書くわけでもない。それでも筆は止まらない。

外は帳が降りていて、星がとても綺麗に輝いていた。
私も今からそこにいけるようにと願った。
プレゼントをくれた優しいあの子が、布団の中で泣かないように。

万年筆をおき、紙飛行機を折って、星に飛ばす。


そして私は



1/31/2024, 9:32:36 AM