茜寧

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人間関係なんてめんどくさい。

空気を読むなんてできっこない。

誰が誰を好きなのかなんて興味無い。

好きなものを半分こだなんてしたくない。


だから、私は一人でいたい。



ずっと、そう自分に言い聞かせてきた。
自分の本当の声になんて気付こうとせず。

ある日、私の中にいる私が叫んだ。



「死にたい」と。



私は気づいた。私の気持ちに。
私は私が幸福になることを怖がっているんだ。

私は本当の私の望みを叶えてあげることにした。



髪を解いて、制服を整えて、靴を揃えた私は
空を見上げながら走馬灯へ飛び込んだ。

7/31/2023, 1:37:01 PM