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 地面に落ちた枯葉がくるくると舞い上がるほど風が強い。耳元を過ぎる風がびゅーっと音をたてている。思わず、コートの首元をしっかりしめて、マフラーを上からかぶせる。

 後から色々思ってしまう。人との関わりに、思い悩むことがある。もっとこうすればとか、こう言えば良かったとか。そう、言い方かな。風のように自然に流れていくような感じがいいのだ。

 うまくいかなかったことも、もう過ぎてしまった。またの時に考えたらいいか。こんな小悩みは、この風のように吹き飛ばしてしまおう。

 今日の風は、木枯らし1号だったらしい。

「木枯らし」

1/18/2026, 7:24:10 AM