月夜
「あー寒」
前よりかは暖かくなったがまだ夜は少し寒い。
窓から見た月が綺麗でつい外に出て来たがやっぱりそのまま部屋で見てれば良かった。
一人でも寂しくは無かった筈なのに最近は人肌が恋しく思える。それを誤魔化す様に煙草を出しライターで火を付ける。
身体に良くないのは分かっているがどうしても吸いたくなってしまうのだからしょうがない。
最初は煙くて苦手だったが今では馴染みの感覚。ゆっくりと煙を吸って吐く。
煙は空高くまで上がっていつかは月届きそうだ、何て馬鹿な事を考えてしまう位綺麗だった。月を見ながら煙草を吸っているだけなのにどうしてこんなにも綺麗なのだろうか。そんな疑問もいつの間にやら煙草を吸う至福の時間で吹っ飛んでいった。
最初は何となくで吸っていたが今では吸わないとな落ち着かない。煙草を吸っていないと口寂しくもなるし落ち着かない。煙草を吸うと落ち着けて休憩時間に吸っている人は多いと思う。
まさに息の詰まる現代社会の頼れるお供だろう。
まあ何にせよ、嫌な事は月夜と煙草で忘れてしまおう。明日が良い日になる事だけを願って。
3/7/2026, 4:20:42 PM